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スイッチを入れる②

by ito

スイッチいれるの2つ目です。

施術をしながら触れて感じ取れるものは、その部位の弾力、固さ、温度、違和感、緊張の有無、流れ(詰まり)などがあります。

始めに触れた部位(例えば脚全体)で感じ取った情報をなんとなく印象として残しておいて、次の部位(胴体の背面)に進み、更に情報を集めていきます。集めるというか、印象に残ったものを頭の片隅に残しておくという感じです。全身に触れると、なんとなく体に表れているものに統一感とか物語がみえますので、お伝えする機会があればひとつだけに内容を絞ります。

例えば、長年気力で乗り切ってきたような方だと体に蓄積された疲労はなかなかしぶといのですが、それでも少し肩がゆるんできたとか、脚に弾力が出てきたとか、腰に力が戻ってきたとか、感じ取れるものがあるのです。

一度、体全体で色々な情報は得られたものの、どうしても首の冷えが気になってそれだけお伝えしたことがありますが、気になったことは優先事項としてそれだけお伝えしています。

冷えって残るんだなぁと、とても勉強になりました。

あとは、触れながら集まってきた情報を元に次の一手を決めていくようにしていて、経絡上の共通点があればその経絡をのばすストレッチを提案してみたり、足の指をよく回してみたり、お腹に触れてみたり、のびのびと施術させて頂いております。

気持ちがあまりに張りつめていたり、(お互いに)緊張があったりすると、全く何も分からなかった!となることもあります。そんな時は、ただひたすら分からないまま、基本動作で体と向き合わせてもらいます。

それで何がスイッチかというと、例えば、本当は思いっきり体を動かしたいのに、寝る前のストレッチすらしていないから運動を始められない(という類の、謎の制限を課している人は少なくないんです実際に)ストレスを抱えていると体(肉質)が固くなるので、体と一緒に心もちょっと緩む方向に行くスイッチとか。

こちらからゆるい提案をしてみたりもしますが、いえ、正直、正直に言ってしまうと、わたしが意図して何かをしたというよりは、わたしが何も意図せずにただ楽になって欲しいなーと体に触れていると、お客さまの方で勝手に何かスイッチをみつけるなり入れるなりして、教えてくださる方が多いです。スイッチを入れるというか、スイッチが入る人を多く目撃している。

少し会話をしただけで、刺激を受けたなんて言って頂くことも多いのですが(自慢っぽいですかね、ちょっと自慢なんですけど)、人と関わって刺激を受けるとしたらきっとお互いさまで、わたしも貴重な情報とか体験談を聞かせて頂いています。

結局わたしのしていることは、リラクゼーションをしながら体の状態を感じ取っているだけ(あとはひたすら、楽になると良いなと祈るような気持ちでいるだけ)なのですが、わたしが感じ取ったことは触れている相手(ご本人)にも伝わってしまうのかなと今は理解しています。

だってそうとしか思えないし、そりゃ当たり前だよとも思いつつ。

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